森永エンジェリア by東京大学準硬式野球部背番号11

第2巻 嵐吹く駒場グランド 一年春、夏、秋

部の活動は、火曜ー金曜4限後二時間半、リーグ戦中は土日試合、試合なければ一時から4時間練習。ちなみにリーグ戦土日で一勝一敗(リーグ戦100連敗中のうちはありえない)か雨天延期になると、月曜以降の授業に出られなくなる。何度かあったが、一、二回ぐらい授業ブッチしたところでなんら影響はない。


授業は用事がない限り全て出た。5限以外はほとんど埋まっていたが、一限もまじめに出た。それは今も変わらない。


平日の練習はノックにマシン打撃。
まわりの部員から、正しい指導のオンパレードをいただき、いわゆる野球の基本の動きとか言うやつを練習。最初は3塁の練習したが、まったくまったく。ゲッツーで2塁にストライク投げた記憶がない。
バッティングもまったく飛ばない。フォーム悪すぎ。
バッティングもスローイングも悲惨。いまもバッティングに関してはあまり変化なし。

リーグ戦終わり、梅雨も明け、夏の試験。それなりに勉強して、それなりの成績をとった。一年理系は9月頭の理系必修のほうが重要だが。

7月の終わり、旧七帝大対抗戦(七帝)のため名古屋大。旅行費がかかる・・・部内の位置づけとしては、年に一度の観光旅行。休みの日があったので、名古屋城見物。高校2年のとき見たことあったし・・・

帰京してすぐ、入部以後2度目(一度目はフォームの徹底ダメ出し)の悲劇、夏合宿。四勤一休四勤ぐらい。山中湖そばにある大学の宿泊施設を利用するのだが、もう悲惨悲惨。築50年の平屋で、虫はいり放題、網戸もなし、飯クソまずい。
もっとも悲惨なのが、そこには球場がなく、5km離れたOB勤務会社所有のマウンド付サッカー場を貸していただくという惨状。毎日、練習前練習後は5kmのランニング・・・帰りは、走らないと晩飯前にシャワー浴びる時間がなくなるのだ。昼ごはんが宿泊所製作のおにぎり3つだけもかなりへこむ。

練習は、8時に寮出て、9時から4時まで。昼休み1時間。涼しいのだけがとりえ。


この年は、10年ぶりの超冷夏。合宿前半は全て雨。
それ以前に、七帝で体調を崩していたため、前半全てダウン。もうちょっとマシなところだったら早く治ってたのに・・・ひたすらドカベン大甲子園(47?巻読破)、最終兵器彼女高橋しん)、寄生獣(マイナー)をむさぼる毎日。
後半から何とか雨もおさまり、風も治り、野球開始。


とどめの悲劇、バント練で右手中指骨折
合宿中は骨折かどうかわからないし、寮そばにある千葉大診療所で「打撲」とかいうアフォ診断受けて、練習続行。パームを投げ続けて一塁手を困らせた。
さらに悲惨なのは、寮の手伝いとして合宿終了後も3日間残留。布団たたきに精を出した・・・

帰京して(高速バス車内で、シバ○キから「保科事故死」とかいう謎メールをもらう)病院行って、人生初の骨折診断。プチ手術。しかも一度目の後ずれて2度目も。9月一杯休部。

そのおかげで、9月頭の数学・理科で好成績連発。うれしくねーよ!!進振りへの心配消滅。
10月、秋リーグ終わりごろようやく復帰。

4年生が引退し、新キャプテン就任。部にとっては最大の悲劇だった・・・詳しくは次回。

冬のティー打ちまくり練習を続け、年内の練習は12月半ばに終了。冬のオフ。
次回をマテ。