WBC感想③by10

「もしメキシコが負けていたら」〜各試合の敗因〜

もしメキシコが負けていたら・・・確実に、戦犯のあら探しだっただろう。打球の上がらない4番、内角マニアの捕手、謎の継投策を乱発する首脳陣・・・
でも、なんとなくの雰囲気で戦犯を語ってもしょうがないので、各試合の戦犯を考えてみた。

一次リーグ 対韓国1R 3月6日
2−3

MAX141の調整不足リリーフと、そんな肩痛の非戦力を登板させた首脳陣のせい。敗因はこれだけ。
もっと点を取らないからいけなかった?あの投手陣相手にそれは無理。
まあ・・・二次リーグの韓国に比べれば投げた投手の力は劣っていた。それでもタイムリーが出なかった。西岡の大飛球とか。
捕られたのは流れ?捕られたから流れが悪くなった?流れって何だよ。ただタイムリーを打つ技術がなかっただけ。スンヨプ2ランは100%石井弘寿のせい。日本代表はそれほど勝負強くなかったか。全体的に。一本出るとぽこぽこ打つのに。

二次リーグ 対アメリカ(と、あいつ) 3月13日
3−4

誤審・・・覆すな。なんか石井一久や木田がインタビューで「あることですから」とか吐いていたが、
ねーよ!!審判がジャッジを覆すのはありえない。適当に答えんな古田に拾われ組が。

判定を覆すのはありえない

日本の審判ってすごいんだなと思う。まあ年に5〜6回は「世紀の誤審」みたいなのがプロ野球でも起こるが、ストライクゾーンのミスが多く、塁上でのあからさま過ぎるミスジャッジはそんなに見たことがない。やつが日本プロ野球で審判やってたら、ペナントレースにならない。
でも
ミスジャッジ差し引いても、引き分けか。とても「勝った」とは言えない。いちおう負けてるし。
先発ピービ。そんな調子よくなかったか?もともと球は速くないらしく、日本打線で十分打てる。甘い球多かったし、後の世界的豪腕リリーフを考えるともっと欲しかった。何より、上原の後の第2先発がウルトラDQNだからもっと点欲しかったが、先発は早々と降板したため、3点が限界か。打線のせいではないと。
先発上原。初回のジーターバント含む無死一二塁を切り抜けるネ申プレイ(*゚∀゚)今回のMVPは上原だろ・・・最多勝は確かに松坂だが
マジF××Kな第二先発清水。そもそも、何で最初の構想から第2先発が去年のローテーション4番手投手???故障離脱したが最多勝黒田はいたし、安定感も勝ち星も小林宏の方が多かった。エースとしてのプライドに託した??プレーオフ万歳のチームのエースの座などWBCに持ち込まれても困る。上原の親友だから上原の後の第2先発・・・意味不明。中国戦では球威も制球もよかったが、相手が相手だけに参考にならなかったようで、この試合ではストレート高めに浮きまくり。そんな失礼なボールしか投げられない香具師アメリカの前に顔を出すな。2ラン被弾も必然。一般的プロ野球選手のメジャーでの実力ではあの程度だろう。代表チームなんだから代表にふさわしい能力を持つ投手を選んでくれないと困る。

タッチアップ誤審のときのピッチャーはMAX147程度の軟投派だった。それから一点を(事実として)奪ったのは打線のそつのなさ。150超えるリリーフは打てない。リッジとかマジ速かった。松坂と同じぐらい。日本には打てない。

最後に藤川打たれたが、岩村の悪送球(西岡のせい?)から始まる。ストレートは十分走っていたと思うが、さすがにサヨナラ打った相手の格が格だったか。あの後のリリーフのことを考えると、日本は点とれないだろうし日本のリリーフはいっぱいいっぱい。

2次リーグ 対韓国2R 3月16日
1−2

8回一死、杉内が突如制球を乱し四球、次打者のセンター前ヒットで走者暴走も、今江が悪夢の落球。尻拭い登板の藤川が捕手のリード通り投げジョンボムに逆転2点適時打。
あの暴走とかテラワロスだったのに、せっかくの金城の返球を不意にする落球プレイ、しかも加えて今江誤審を誘う逆ギレ恥の上塗りプレイでさらにテラワロス。ボール落としといてくだらない芝居すんなみっともない。勝ちへの執念とかじゃねーよVTR見りゃ後で分かるんだよ
外角高めに投げれば三振はともかく長打はありえない相手に内角低めをわざわざ丁寧につかせる捕手。それが甘く入り簡単に逆転。というか追い込んだんならフォークだろ。カウントは1−2だった。

この試合の里崎は本当にひどかった。スンスケに内角のストレート攻めばかりさせるし。リードのことはそんな詳しくないが、解説の佐々木と衣笠が悲鳴を上げていたのを見ても、本当にやばかったのだろう。コースよりタイミングで打者の狙いを外すスンスケだからよかったものの、上原だったらどうなっていたか。まあでも、里崎の難リードはこの試合ぐらいで、ほかはそれほどひどいわけでも無かったし・・・この時の藤川の登板は回の途中からで、捕手を交換するわけにもいかず。この国際試合で、さすがに、いくら大事なところではそんなに打ってないとはいえ打率4割の捕手を、三振オンリーの打てない捕手に代えるわけにはいかないのでは・・・里崎が打っていたから前後の打者が落ち着いて打席に入れた面もあるだろうし。しかも投手が一流ぞろいだから捕手のリードに頼る面が少なく、ぶっちゃけ打てればよかったのでは。盗塁刺殺技術は谷繁の方が格段に上だが、完全な結果論として今回はまともな盗塁をするチームが日本ぐらいだったし。。。最初から無条件に谷繁を干し里崎を正捕手に据えた王はまったく不可解だが。

四球を出した杉内続投
そんなにリリーフが信用できないのか・・・藤川はこの2連続KOのおかげで完全に干され、決勝で出番がなくなってしまった。テラカワイソス
中継ぎ投手は、試合で打たれるたびに「こいつは使えない」とポイ捨て状態。まあ打たれる投手を使わないのはもっともなのだが、使い捨てにする起用法なら中継ぎが足りなすぎた。最初から左の中継ぎは藤田、弘寿だけで、最初から使う気の無い右の先発黒田小林宏をメンバーに選出する。辞退した岩瀬は凶悪犯罪者だが、それ以外の左リリーフ、確かに今の日本にはあんまいないが、KKO菊地原ジャイロサイド(手塚語)星野智とか十分に選出に値したはず。今のメンバーなら、起用法を変えるのは苦しいが楽勝だったメキシコ戦に和田を使わず中継ぎにしてもよかったし。
途中参加の久保田と馬原は論外。馬原とか、手術語のリハビリ中で何もできない山田秋親、寺原あたりを補充しときゃよかった。久保田はぺタに打たれさえしなければまだチャンスがあったけど・・・結局、最後まで使えたリリーフは薮田藤田大塚のみ。しかも薮田も藤田も決勝Rで被弾するし。
パクチャンホを先発にまわせる(もともと先発だしほかの先発が不調だったのもある)ほどの層の厚さだった韓国、各チームの守護神の寄せ鍋アメリカとは雲泥の差。それだけ上原スンスケ松坂(?)の3本柱が完璧で、責任を果たしてくれたから表ざたにはならなかった。

干された選手、最初から使われる予定の無かった選手がかわいそうでならない。各チームのレギュラーを固定ベンチにするのは見ていてつらい。控えには一人一殺、一試合一仕事の選手つまり控えのプロ(それこそ西武星野とか、赤星には「代走で毎試合使うから出場してくれ」と打診するとか)を用意したほうがいいようだ。これはWBCを開催したから初めて分かったことだが。オリンピックでは人数少ないし二線級選手も多かったから満遍なく使えたけど。


こんなところか。
この3試合の評価では、4番松中の名前が出てきていない。だからといってまったく戦犯ではないとは言えない。
3番が打線切ることのほうが多かったから松中の影が薄かったのもある。
あーー具体的なシーンが挙げられればいいのだが、覚えていない・・・
最多安打、打点2。この日本代表のなかで長打を期待できる選手はあんまりいないし(里崎も多村も勝負どころではあんま・・・)、誰使っても得点能力に関してはそんなに変わらなかったのでは?
1番青木(金城)2番川崎3番西岡4番イチロー5番松中、ならありえるか・・・今回の大会は盗塁がまったく目立たず、ぶっちゃけし放題な感じだったし、かき回せたかも。
やはり松中は、何度も言うが穴にならないだけ良かったのでは〜〜

まとめきれない。疲れた。ノシ。